「エクステリアデザインコンテスト2016」授賞式にて

ご報告が遅くなりましたが、2016年11月16日に、三協アルミ様の「エクステリアデザインコンテスト2016」において、弊社(森本祥生設計)が[テーマ部門/コンパクト住宅]にてゴールドデザイン賞を受賞致しました。

ゴールドデザイン賞表彰状

ゴールドデザイン賞表彰状

受賞した作品は、前回このお知らせ欄で「三協アルミの情報誌『EX.VIEW』に紹介されました」とご案内した弊社設計の住宅で、作品テーマ《ロンシャン風建物と前庭を一体化、「光と風と緑を感じる家」に》としてエントリーしたものです。

以下は、受賞作品をまとめた冊子から、弊社の作品紹介部分です。

ゴールドデザイン賞受賞作品紹介ゴールドデザイン賞受賞作品紹介

作品テーマ:ロンシャン風建物と前庭を一体化、「光と風と緑を感じる家」に

【プランコンセプト】

建物と外構を同時に設計しました。敷地面積20坪の狭小地に加え、地区計画・景観法など数多くの制約がありましたが、プラスの発想ですべてクリア。

窓・玄関・フェンスの絶妙な距離感を大切に、建物と外構を一体化させ、完成度の高い外観に。建物には、隣家の窓に干渉しないように、かつ周辺の教会や緑の景色を楽しめるように、ロンシャン風に大小さまざまな窓を散りばめました。

前庭はスペースがないので門は設置せず、玄関前の空間をきれいに整えることで結界に。セミクローズの部分は、外の自然と緑を家の中に取り込むためにエルファードの細格子フェンスを採用。細格子から気配が伝わるので閉鎖感がなく、防犯効果もあります。花壇のピンコロとフェンスの扉面を一直線に揃え、納まりをすっきりさせることで違和感なく玄関へとつながるようにしました。窓は大小すべて三協アルミ製を採用し、細格子や門扉の色と同じアーバングレー色で統一。植栽の種類や高さ、枝ぶりにもこだわりました。

【審査員講評】

建物の持つ外観意匠を理解しながら、防犯面と目隠し的役割を持つスクリーンでシンプルに構成。狭いスペースながらも安らぎある植栽を添え、金物を感じさせない配慮が施されている。狭い空間で内側の庭と外側エントランスの両要素をうまくまとめていることは受賞に価する。

シンプルな建物に似合うファサードデザインの、ひとつの答えかもしれない。外側から見たスクリーンは居室からの視線をしっかり遮蔽、道路にほど近い生活環境を覆う緑化は限られたスペースでも十分に役割を果たしている。

懇親会の会場の壇上にて

授賞式後、懇親会の壇上にて

懇親会にて、ごあいさつする森本祥生

懇親会にて、ごあいさつする森本祥生

「エクステリアデザインコンテスト2016」の審査会&結果(表彰式等の様子)は、三協アルミ様のエクステリア情報誌『EX.VIEW(エクステリアビュー)』Vol.64の21~30pに記事が掲載されております。デジタル版がご覧いただけますので、そちらもぜひご参照ください。